ナンピンとは

FXウォーカー編集部FXウォーカー編集部

購入後に相場が下がり始めたときに行う買い増しを繰り返すことで、所持している通貨の平均購入単価を下げて実質的な損失を抑え、利益を増やすために行われるトレード方法のことです。

ナンピン買い

ナンピン

図のように1ドル=110円のとき、「ここから相場が上がるだろう」と判断し、階トレードをしたとします。しかし、予想に反して株価が下落してしまったとします。この場合、利益を出すためには1ドル=110円以上のときに売り決済をしなければ利益になりません。もちろんここで、損切りといって損失を最小限に抑えるために売り決済をする場合もあります。
ナンピンは損切りせずに損失を抑えるために、相場が下がる中で「買い注文を行う」のです。

1ドル=110円で保有したポジションと同数のポジションを1ドル=104円で買った場合、保有しているポジションの平均単価は1ドル=107円になります。110円で持っているときよりも低い単価にすることができるのです。これにより、1ドル=110円に戻らなくても107円まで上がれば損失を0にすることができますし、108円になればトータルとして利益が生まれることになります。

1点だけを見た取引と思われがちなFXですが、相場の流れと手持ちの平均単価という考え方を行うことで長いスパンでの取引が可能となり、結果的にトータルの収支をプラスにすることができるのです。

しかし、ナンピンを行うときに気をつけなければならないのは、相場が下落し続けるケースです。
相場が下がって買い増しをし、そこから更に相場が下がり、どんどん下がってしまった場合はいくら平均単価は下がるといっても損失ばかりが膨らんでしまうため、ナンピンを行う際には、1度の取引での損失限度額を設定しておく必要があります。

ナンピンは資産に余裕があり、取引経験が豊富なFXに精通した方以外の人にとっては非常にリスクの高い取引手法であるといえます。